喋らない営業でも契約は取れる
営業の仕事をしているお客さんとはよくこういった話になるの。とにかくみんな喋らないといけないって思ってるみたいだけど、それは違うんじゃない?
人間は喋れば喋るほど、どんどん薄っぺらくなっていくものよ。自分を高く見せたい。高く売りたいのなら、口軽に喋ってはだめ。必要以上の自己開示は自分の安売りと同じだから無理してする必要はないわ。
もし心理的な距離を縮めたいのなら、相手の話をまずは聴くことよ。積極的傾聴ってやつね。これが先決でコミュニケーションにおいて最も大切な要素。
こんな簡単なことすらできずに、自分の武勇伝や過去の自慢話をタラタラと垂れ流す男の多いこと多いこと。あぁウンザリ。まぁこんな男をスパンキングしてウヒウヒ言わすのが私の趣味なんだけど。
あなたがすべきことは
聴くことが75%、話すのが25%。
これくらいでいいの。
仕事だろうが家族だろうがぜんぶ同じよ。男ども!まずは聞け!特に女のいうことは最後まで耳を傾けろ!
無理して喋っていると、相手と会話のリズムが悪くなって雰囲気も険悪になってしまうことはよくあること。でもそんなことは気にしなくていいの。無理に話そうとするから無理が生じるの。
会話の中で生まれた不自然な間を恐れる必要もない。間を詰めようとして焦ると、言わなくていいことまで言ってしまうから。揚げ足をとられてしまうと、そこで上下関係がついてしまって逆転できなくなるからね。若い頃はその沈黙に支配されるのが怖い年頃でもあると思うの。でもそこを乗り越えないとダメ。それが経験だから。
イソップ物語の「北風と太陽」は知ってる?知らない勉強不足な社畜は今すぐググりなさい。
あなたが誰かを説得したい時、どうする?ひたすら説得するために理由や根拠を捲し立てるんじゃない?でもいくらあなたが一方的に喋り続けても相手を100パーセント納得させることは本当に難しいことよ。
説得したいなら喋っちゃダメ。じっくり話を聞くこと。耳を傾けながら間を開けていると、上着を脱ぎながら向こうから話を切り出してくるものよ。
ちまたでは「一流の雑談」みたいな本が売れているみたいだけど、そんなものに騙されちゃだめ。会話の幅は広いことにこしたことはないけれど、喋りすぎることはない。
むしろ「一流の間の使い方」を学ぶべきなのよ。