女王様と社畜の夜

リーマンM男を次世代ビジネスパーソンに調教せよ

イギリス文化に学ぶ笑いとユーモアのセンス

私は学生時代に少なからず留学というものをしていた時期があった。こんなとこで働くことになるとはその時は全く想像していなかったし、その経験が今の仕事の役に立っているとは思えない。まぁそんなもんなんだろう。留学なんか外国の長期観光にすぎないのだ。


その時に聞いていまだに覚えていることがある。それは「イギリスのテーブルの上にはマナーはあるが、料理はない」というジョーク。飯がマズいと揶揄されるかの国らしいと思ったが、こういうクスッとなるユーモアや皮肉はやはり面白い。今日は日本人にはあまり理解できない英国ユーモアを二つ用意した。もちろん女王様による訳つきである。



“It’s clear” said the Queen,

“That you haven’t studied your geography.
What’s your excuse?”

“Well, my dad says the world is changing every day.
So I decided to wait until it settles down!”



女王様は言った。「バレバレなのよ」

「あなた地理の勉強してこなかったでしょう。言い訳してごらんなさい?」

「えっと、お父さんは世界は毎日変化していますって言うんだよ。だから僕は世界が落ち着くまで待とうと思ってるんです」






Two hunters are out in the woods when one of them collapses. He doesn’t seem to be breathing and his eyes are glazed. The other guy whips out his phone and calls the emergency services. He gasps, “My friend is dead! What can I do?”. The operator says “Calm down. I can help. First, let’s make sure he’s dead.” There is a silence, then a shot is heard. Back on the phone, the guy says “OK, now what?”

2人の猟師が森を歩いていたら1人が急に倒れた。彼は息をしている様子もなく目はうつろだった。連れの男はスマホを取り出して救急車を呼んだ。息を切らしながら「友達が死んでしまった!どうしたらいいんだ」と言った。オペレーターは「落ち着いてください。大丈夫です。まず、本当に彼が死んでいるのか確認してください」と言った。
少しの間があった後、銃声が鳴った。電話に戻ってきた男は言った。「OK。で、どうすればいい?」




これで笑える日本人がどれくらいいるのか。私の笑いのセンスからしても死後硬直したほど後味が悪い。「は?」と。


一方で、英語ネイティブにこの話を聞かせたらワンサカワンサカ手を叩いて笑うらしい。彼らには面白いのか。いや、何が?たまに店に来る外国人もいるがキャラ的にもそんなことは聞けない。暇をもて余して英会話学校に通うリーマン諸君は、今度私の代わりに聞いてみなさい。どういう反応が帰ってくるのやら。


まぁ良い悪いではなく笑いは文化であり崇高なものなのだ。日本で「死」を笑いのネタにしたら、やれ不謹慎だの不適切だのと批判が飛んでくる。何をどう言うなんか人の勝手だろう。政治家の言葉尻をとらえて批判をすることが日課となったマスゴミは考えを改めろ。


イギリスは「死」をユーモアとして捉えることに抵抗はあまりないようだ。我々日本人には理解しにくいかもしれないが面白い文化である。